訪問診療における訪問ルート作成は、多くの患者さんを診療するために必要不可欠です。
しかし、どのようにルートを作成したらいいかわからず、苦慮している人もいるのではないでしょうか。
本記事では、訪問診療における訪問ルート作成のポイントを解説します。
日々の訪問ルート作成時に活用し、効率の良いルート作成にお役立てください。
>>訪問診療専用スケジュール管理ソフトCrossLogと連携している訪問診療向け電子カルテhomis くわしくはこちら
診療時間内に多くの患者さんを診療するためには、効率の良い訪問ルートが必要不可欠です。
訪問診療では、訪問前にさまざまな業務をこなさなければなりません。訪問予定のチェックや訪問前のカルテ準備、朝の申し送りなどを行います。また訪問先は、療養患者宅だけでなく、退院元の病院や入居予定の施設で開催されるカンファレンスへの参加のために移動することもあります。
1日の訪問件数を10件、1件あたり25分の診療時間がかかると仮定した場合、診療時間だけでも4時間以上の時間が必要となります。移動時間を同じように25分かけてしまうと、診療と移動時間だけで8時間を超えてしまいます。
診療以外にもたくさんの業務が発生する訪問診療では、効率の良い訪問ルートの作成が必要不可欠です。
限られた時間で診療予定の患者さんを診療するためには、効率の良い訪問ルート作成が必要です。
効率良く訪問ルートを作成するためには、以下のコツを意識しましょう。
移動時間を均等にし、診療場所を考慮したルート作成を行うことが大切です。移動時間中は、医師がカルテ作成できるよう工夫しましょう。
訪問診療は車移動が基本です。
移動の際に、専属のドライバーもしくは看護師が運転する体制を整えることで、医師が移動中にカルテ作成を進めやすくなります。
移動中に医師がカルテ作成できる体制があれば、移動時間が長くなってしまう場合があっても、効率良く診療が進めやすくなります。
そのため、移動距離が長くなるルートを作成する際にも、大きな影響を受けずにルート作成がしやすくなるでしょう。
訪問診療先が居宅か施設かどうかでルート作成の方針が変わります。たとえば、居宅の場合、ご家族の都合などを加味する必要もあり、訪問時間に制限が発生することもあります。
一方で、施設の場合は複数名の診療をすることから、長時間滞在することも多いため、比較的診療時間の制限を受けづらくなります。そのため、訪問先の居宅・施設比率を考慮して、余裕のあるスケジュールを意識しながら訪問ルートを作成する必要があります。
また施設診療では複数の診療が続くため、移動時間の間に白紙のカルテを準備しておくことがおすすめです。施設で診療開始するタイミングから、スムーズにカルテ入力できるようにしておきましょう。
円や四角を意識して訪問ルートを作成することで「行ったり来たり」の状況を減らし、効率良く訪問しやすくなります。結果的に移動時間が均等になり、スケジュール管理が円滑に進むでしょう。
同じ道を行ったり来たりすると、非効率になり、時間を無駄にしてしまう可能性があります。円や四角を意識して1本の線になるようにルートを作成し、効率良く訪問していきましょう。
>>訪問診療専用スケジュール管理ソフトCrossLogと連携している訪問診療向け電子カルテhomis くわしくはこちら
訪問診療専用スケジュール管理ソフトCrossLogは、訪問ルート作成だけでなく、スケジュール管理や情報共有などに活用できます。
おもな特徴は以下3つです。
誰でも直感的かつ視覚的に操作・確認できるCrossLogを活用し、効率の良い訪問ルートを作成しましょう。
訪問ルート作成の際に難しいのがスケジュール調整です。何時にどこに行かなければならないのか、予定が増えるほど、管理が複雑になる可能性があります。
CrossLogでは、患者さんのNGなスケジュールが一目でわかります。また、訪問予定以外のスケジュールを登録したり、訪問回数を登録したりすることで予定の重複や漏れが防止可能です。
定期訪問するスケジュールを自動作成し、患者さん特有の情報も管理しやすいため、日々の訪問ルート作成が円滑に進みます。
訪問地域の道を理解していなければ、効率の良い訪問ルートは作成できません。
CrossLogはGoogleマップと連動し、AIが効率良く回れる訪問ルートを作成してくれます。
そのため、訪問地区の土地勘がなくても心配ありません。また、必要な移動時間が把握でき、移動時間が足りない場合はアラートでお知らせしてくれます。
設定したスケジュールから患者マップを自動生成し、担当医の情報や訪問予定時間なども視覚的に確認できます。
新規の患者さんが増えても、場所検索機能を活用し、ルート組みが簡単に行える点も特徴の1つです。
CrossLogを利用することで、Excelなどに手入力していた患者さんの情報を自動化できます。
そのため、スタッフ間だけでなく、患者さんや施設に対する情報共有もスムーズになるでしょう。
当日・週別・月別ごとにさまざまなフォーマットに変換して共有できるため、必要に応じて使い分けることが可能です。
CrossLogを活用し、効率良く訪問ルートを作成している医療機関の事例をご紹介します。
患者さんだけでなく、スタッフのリアルタイムな情報を把握することで、効率の良い業務・訪問ルート作成が可能です。
また、誰でも情報収集しながら活用できるため、突発的な対応もしやすい管理ソフトといえます。
CrossLog導入前は、どのスタッフがいつどの患者さんを診療しているかが不明でした。そのため、緊急往診が必要になった際、どのスタッフが往診先に一番近い場所にいるかがわからず、対応に時間を要していました。
CrossLog導入後は、スタッフがいつどこにいるのかが把握できるようになり、緊急往診の際にもスムーズに対応できるようになっています。
緊急往診時に大切なのは、迅速に対応することです。緊急を要する患者さんに対して、誰が対応できるかをいち早く把握しなければなりません。CrossLogは、突発的な診療が必要になった際にも、効率的な訪問スケジュール・ルート作成が可能なソフトといえます。
CrossLog導入前は、1人のスタッフだけが訪問ルートを作成していました。1人のスタッフしか土地勘がなく、唯一対応できるのがこのスタッフだけだったからです。結果、ルート作成を担当していたスタッフに負担がかかり、診療方針にも影響が出ていました。
CrossLog導入後は、人に依存しないシステム構築が可能になり、誰でも訪問ルート作成・スケジュール管理が可能になりました。
効率良く業務が進行できるようになったため、訪問件数が増え、より多くの患者さんに対応できるようになっています。
CrossLogは、在宅医療用クラウド型電子カルテhomisと連携することで、おもに以下の情報を受信できます。
面倒な手入力が不要になることで、業務負担が減り、業務効率が向上します。
また、打ち間違いなどのヒューマンエラーが未然に防止できる点も魅力の1つです。
さらに、電子カルテだけでなく、レセコンやチャット・多職種連携ツールなどともシームレスに連携可能です。
システム連携をしながら、さまざまな情報を効率よく収集し、適切な訪問ルート作成に活用しましょう。
慌ただしい訪問診療の業務の中で、全ての診療予定の患者さんを診療するためには、効率の良い訪問ルート作成が必要です。
診療場所を考慮しながら、移動中に医師がカルテ入力できるような診療体制を整え、効率良く訪問ルートを作成する必要があります。
とはいえ、訪問ルート作成には多くの時間が必要であるため、業務負荷がかかります。そこで有効なのが、CrossLogです。CrossLogでは、直感的に操作をしながら、効率の良い訪問ルート作成が可能です。
また、患者さんやスタッフの情報を視覚的に把握できるため、突発的にルート作成が必要になった際にも活用できます。
電子カルテなどともシームレスに連携し、入力業務が簡素化され、業務効率向上が期待できます。
訪問診療における訪問ルート作成の際は、ぜひCrossLogを活用し、効率の良い訪問ルートを作成してください。