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医療法人社団オレンジ様

医療法人社団オレンジ

「単なる診療記録だけではない、対話ができるカルテ」を目指されてきた医療法人社団オレンジ 紅谷先生に、homisを選んでいただいたポイントやその機能性についてお話しいただきました。

homis導入のポイント
  • 診療以外の情報も細かく記載ができる
  • 全職種がフラットに利用できる柔軟性
  • かゆい所にも手が届く申し分ない機能

スタッフ

長い間homisをご利用いただきありがとうございます。
homisを導入する前は、どのようなカルテを使われていましたか。

紅谷先生

業務アプリが自作できるツールを利用して、オリジナルの電子カルテのようなものを作成し10年ほど使用していました。
SE担当のスタッフが中心となって設計をしましたが、それ自体が電子カルテとして許認可を受けられるわけではないので、紙カルテの入力補助装置として機能していました。

スタッフ

オリジナルのツールでの運用を行った後、homisをご利用いただくようになるまでの経緯をお聞かせください。

紅谷先生

当初は2つのクリニックで、1つは在宅専門、もう1つは外来専門という形で完全に役割分担をしていました。外来の患者さんが在宅に移行した時も診診連携ができており、先ほどお話ししたオリジナルツールで問題なく運用ができていました。
その後2020年、2021年に新たに3つのクリニックを立ち上げ、それまで外来専門だったクリニックでも在宅を始めるようになったため、計5つのクリニックのうち4つは在宅・外来複合型のクリニックになり、元々在宅専門だったところがそのまま専門のクリニックとして残りました。
これにより一気に運用が複雑化したため、医師がクリニックを行き来するときにカルテの見え方が違っていたり、一から登録をし直さなければならないという手間を減らす必要がありましたし、患者数的にも限界になってきていたタイミングでした。

スタッフ

複数の電子カルテを比較検討されたと思いますが、その中でhomisを選んでいただいた理由をお教えいただけますでしょうか。

紅谷先生

いろいろな面で柔軟性が高いと思いました。
現在は4つのクリニックがあり2か所以上で勤務している医師がほとんどなので、たとえばAのクリニックにいながら、Bのクリニックで診ている患者さんの相談が別のスタッフからあったときにすぐに対応できるなど、クリニックを行き来した時の情報のやり取りは非常に柔軟性が高いと思っています。
チーム内だけではなく訪問看護や薬局など外部との連携でも、情報の蓄積が非常に柔軟にできています。
また当院では全職種がhomisのアカウントを持っているので、医療職ではないスタッフでも、電話や相談を受けたり診療に同行したりするときに患者さんやご家族とのお話をhomisに記載して記録に残すことができます。このようにカルテを通じて医師と多職種がフラットに対話ができるというのは他にはあまりないと思います。

在宅医療らしい複雑な状況や曖昧な状況を共有できることが、在宅の情報共有では非常に大切だと思っているので、データばかりが重視されがちな電子カルテというものに対して批判的に感じてもいましたし導入にも慎重でした。
オリジナルツールを使用していたころから、単なる記録装置ではなく全職種がフラットに対話するきっかけとなるカルテとすることをとても大事にしてきました。
もちろんhomisは電子カルテなのでオリジナルツールに比べて診療記録ツールとしての要素は多いのですが、他のカルテと比較した中では1番やりやすい印象でしたし、実際に利用していてもやりたいと思っていたことができていると感じています。

スタッフ

ありがとうございます。先生が電子カルテに期待する部分に近しいものがhomisにあったのですね。
実際にhomisを利用された上で、どのような効果を感じていらっしゃいますか。

紅谷先生

元々内部のコミュニケーションにはこだわっていましたが、外部との連携もしやすくなりました。
固定の訪問看護ステーションや薬局などの連携先があるわけではなく、本当に多数の、地域に合わせたステーション・薬局と連携しています。そのような外部とのやりとりは電話やミーティングで行っていたのですが、そこで共有していた情報をhomisを通して一緒に共有して動けるようになったことが、一番大きい効果だと感じています。

また、それまで利用していたオリジナルツールは元々在宅医療用ではないものを現場としてコミュニケーションを優先するために強引に使っていたこともあり、電子カルテ的な要素は我慢していたところがありました。
homis導入後は処方データなどの検索が楽になったり、取り込んだデータがグラフになるなど検査データの一覧性がとても良くなったり、それまではなかなかできなかったことができるようになりました。
電子カルテとして販売されているものを導入する際に最も懸念していたのは、使用する人の職種が偏ってしまうことや、連携の仕方がピラミッド型になりやすくなってしまうというところでしたが、当初想定していたほどそうならずに、しっかり機能してくれているというところが大きかったですね。

オンライン医療事務で対応する場合も事務作業やカルテの締めがとてもスムーズにできています。元々診療現場と医療事務がいる現場が離れてることが想定されている在宅医療用に作られた、柔軟性の高いカルテだからこそできていることだと思います。この仕組みがなければ当院を辞めなければいけなかったスタッフが、結婚し居住地が変わった後も医療事務として働き続けてくれていることも、homisがあるからこそだと思っておりとても助かっています。

また、訪問看護に行くスタッフも診療のカルテにアクセスし内容をチェックできるため、非常にケアの精度は全体的に上がると思います。
スタッフが電話を取ったときも、「痛みが強いので往診希望です」という情報のみを伝えるのと「いつも冷静な娘さんがすごく焦っていて、興奮気味に早く来てほしいと言っていました」というのとでは、情報としてかなりの違いがあると思いますが、単なる文章ツールやメールツールだとそこが平坦化してしまいます。そういうときにスタッフがカルテのメモ欄に直打ちできると、しっかり温度感が伝わるため非常にいい仕組みだと思っています。

スタッフ

今後の貴院の展望の中で、当社やhomisに期待することがあればぜひお聞かせください。

紅谷先生

homisには、電子カルテのしっかりした堅い側面を持ちつつ在宅医療が持つ柔らかい側面を支えるツールであってほしいと思っています。
都会型の在宅医療はシステマチックに患者さんを訪問する仕組みを持っているという側面があります。
一方当院のような田舎型では、地域のお祭りに参加したらいつもは車いすに乗っている在宅の患者さんがそこに来ていた、というような出会い方をすることも多々あります。
そこで一緒に撮った写真をスタッフと共有できる場所があり、そこにカルテが紐づく、というような使い方ができるなど、在宅医療のそのような側面もうまく残りやすくなるといいなと思います。
また、在宅の患者さんとそのご家族の状況は連動しています。たとえば、家族の誰かが風邪をひいていたり、介護が原因で腰を痛めたり、というようなことですね。
このような場合もカルテ上は個々の情報として記録されるので、家族単位で紐づくなどしてこの連動性が見やすくなると良いと思っています。

スタッフ

それは、院内で利用できるSNS機能のようなイメージでしょうか。

紅谷先生

在宅医療では、患者さんが地域でどのように暮らしているかが関係してきます。その人の健康度を決める上で、homis Nursee(注:当社のクラウド型訪問看護記録システム)でいうところのオマハシステムのような社会的繋がりを含めた健康管理など、訪問看護的な見立てが在宅医療の医師にも必要なのではないかと考えています。そのため当院では以前から、医師もオマハシステムの分類を用いたカンファレンスを行っています。

カルテだけを見ているとただ病気の療養だけをしているように見えても、実際は地域でいろいろなことをしています。このように、暮らしの場面と療養の場面とですれ違ってしまう部分というのはどうしても出てきてしまいます。
電子カルテの本来の機能からは離れてしまう部分もありますが、カルテの記録だけでは見えてこない部分も分かるようになるといいなと思っています。

スタッフ

今後homisの導入を検討されている方々へのメッセージをお願いいたします。

紅谷先生

医療の発展により入院と外来に加え在宅医療という3つ目の仕組みが出てきた際、入院や外来で使われているカルテを強引に在宅で使わざるを得ない状況でした。
20年以上在宅医療に携わっていますが、当初はそこに非常に難しさや違和感を感じており、在宅医療が持つシステム的な側面と感情的な側面を両立させることへの難しさは今も感じています。

homisは訪問先でさまざまなデバイスからWi-Fi経由でカルテを入力することができ、処方箋の発行やファックスの送信など、在宅医療を行う上でシステムとして申し分ない機能を持っていると思います。

このようなカルテとしての機能をしっかりと持ちつつ、欲しい情報が次のカルテにもきちんとコピーされる、必要な部分が書類に反映される、患者さん・ご家族・スタッフとの情報共有がしやすいなど、かゆい所に手が届く機能ももっており、在宅医療に携わっているチームが作ったカルテだということが分かります。
以前外来用電子カルテのメーカーに「在宅ではここがこうなると使いやすくなる」と伝えてもあまり意図を汲んでもらえず、結果的にオリジナルツールに行き着いたという経緯もありました。homisは在宅医療をやるために作られたツールだということで、システム的な面でも使いやすく良いものだと感じています。

そして、在宅医療で使いやすいということは外来でも使いやすいということが間違いなく言えるので、外来と在宅を並行してやっている先生にとっても使いやすいと思います。
外来用カルテの場合、処置室で話したことは覚えておいて後で打ち込むということが普通でしたが、在宅用カルテであれば、処置室でちょっと点滴をしながらそこにいる患者さんの横に座って話を聞くときに、タブレットやノートパソコンで打ちこむことができますよね。
在宅医療という場所を選ばないところで機能する優秀なカルテは、外来の場面でも本当にあちこちで役に立つということを実感していますので、homisの導入にはそのようなメリットもあると思います。

スタッフ

在宅医療だけではなく、外来での使いやすさについてもお話しいただきありがとうございます。改めてお話を聞かせていただき私たちも非常に参考になりました。
本日はお忙しいところありがとうございました。

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